真冬に外壁塗装は大丈夫?

温度が5℃を下回ると、極端に乾燥しにくく、きちんと乾燥できたとしても、塗装が剥がれやすくなりますので、どの塗料メーカーも5℃以下での作業は推奨していません。
塗装作業をする時間に気温が5℃を超えていても、夜間は0℃やそれ以下に下がった場合は要注意です。
外壁はほとんどの場合に作業用に設置した足場やシートによって日陰になり、表面の温度が冷えたまま、作業に適した温度に達してい可能性があります。
また、塗料が低温の状況では塗料が硬くなり伸びが悪く、低温下では塗料にシンナーや水などの希釈剤を追加して使用することになり、通常より塗装が薄く、防水性や耐久性が低下する可能性もあります。
さらに、建物が結露してる可能性がある朝は塗装作業ができません。
一方で、夕方遅い時間に塗装した塗料がしっかりと乾燥せずに日没を迎えると、夜の間に凍結し、塗装が剥がれたり、ツヤが悪くなってしまったりと、仕上がりにかなり重大な影響を及ぼします。
そのため、作業時間は午前110時ごろから午後3時ごろまでという、かなり限られた時間で終了しなければならないのです。

重ね塗りまでの乾燥時間は?

塗料の乾燥段階には4段階あります。

  • 指触乾燥(指に塗料が付かない程の乾燥)
  • 半硬化乾燥(塗装面に擦り跡がつかない程の乾燥)
  • 硬化乾燥(強く押しても、指紋で凹みがつかない状態)
  • 完全乾燥(塗膜の内部まで硬化している状態)

外壁塗装では塗膜の耐久性の観点から3回塗り(下塗・中塗り・上塗り)が一般的になっていますが、それぞれの塗装において半硬化乾燥までさせることが大切です。

パーフェクトトップの乾燥時間
参照元:パーフェクトトップ仕様書 | 日本ペイント

パーフェクトトップ

ひとくちに乾燥の時間と言っても各塗料ごとに最適な乾燥時間は違ってきます。
また、外壁の素材によっても大きく乾燥時間は変わってきます。
特に下塗りに使われる塗料のプライマーやシーラーは上塗りで使われる塗料よりもメーカーの乾燥時間は長めに設定されています。

季節ごとの乾燥時間は?

塗料ごとに最適な乾燥時間はカタログに記載されていますが、最適な乾燥時間は季節ごとにも違ってきます。
春(3~5月)と秋(9~11月)は空気が乾燥する季節になりますので、カタログに記載されている乾燥時間で塗膜が形成されていきますが、梅雨の時期(6月)や台風が懸念される秋口(9月)は湿気が多くなり塗料も乾燥しずらくなります。
また冬(1月~2月)は気温がかなり低くなるので完全乾燥までの時間は大幅に長くなります。
ちなみに、雨上がりの日でも外壁が湿っていたり、湿気が多い日にも塗り替えは行われません。

塗料は気温5度以下の日、湿度85%以上の日には塗膜が形成されません。

特に塗膜の剥がれや浮きが乾燥時間を守らないことでよく引き起こされる事象で、しかもタチが悪いのは施工完了後には分かりにくく、不具合が目に見えて現れてくるのは1年後くらいからになります。
かなり悪質な施工であれば数週間で不具合が発生します。

悪徳業者は乾燥時間が短い?

外壁塗装では適切な乾燥の時間を守り作業を行う事はすごく大切ですが、いわゆる悪徳業者では乾燥の時間を無視して作業が行われることも多々あります。
よくある事例は、塗料を半硬化乾燥する前に次の塗装をして工期を1日でも短縮させるやり口です。
業者からすると、工期が短縮することで次の現場へ行けるため、都合が良いです。
外壁塗装では、原則的に1日1工程とされているのは適切な乾燥時間を守る為になります。

あまりに早い工程で提案されたら悪徳業者と思っても良いでしょう。

お施主様としては早く外壁塗装を終わらせてほしいとは思いますが、1日1工程で、気候や天候によっては工期が遅れることもありますが、急かすことなく仕上がりを待つのが賢明です。
一般的な外壁塗装業者では、だいたい12日~16日ほど工期をとって作業にあたります。

塗膜が薄くても大丈夫?

メーカーから指定されている塗布量を守ることで、本来の外壁塗装ができますが、もし塗布量を守らないで塗装してしまうと、すぐに剥がれる塗装にもなります。
「塗布量」とは、塗料本来の性能十分にを発揮させるために必要な標準な塗料の使用量のことです。塗料は適切な塗布量を使用して塗装を行うことで、外壁に適した厚さの塗膜を形成し、メーカーが提示する耐久性を発揮してくれます。
たとえ高級樹脂塗料を使用していても、塗布量を守らずに適正な塗膜厚を確保できなければ、期待通りの耐久年数を保持することが不可能なります。

メーカーの提示よりも少ない塗布量で塗装を行うと、塗膜がどうしても薄くなってしまい、外壁の耐久性を確保することができなくなります。
本来なら10年以上はもつべき外壁塗装、2~3年で剥がれやめくれてくるなどのトラブルが発生してしまいます。

膜厚ってなに?

外壁塗装の塗膜厚とは、塗料を塗った際に作られる塗膜の厚みのことを表しています。
外壁塗装は、色が付いてきれいになることに目が行ってしまいますが、期待通りの耐久性を得るには塗膜厚が規定量ある必要があり、外壁塗装には下塗りと上塗りに分類され、それぞれに膜厚があり、塗装する塗料によって塗膜厚は異なってきます。

下塗りが15〜20ミクロン
上塗りが100〜120ミクロン
(1000ミクロン=1mm)
塗料が弾性塗料になると膜厚が増えるため、上塗りが200〜300ミクロンになります。

下塗り塗装の膜厚が薄い理由には、日光に直接当たらず耐候性などが関係ないので厚みよりも密着性を重視しているためなのです。

上塗り塗装は紫外線などからおうちを保護する必要があるために、下塗りよりも膜厚を付ける必要があります。
上塗り塗装は通常ニ回塗りとなるため、各回で最低50ミクロンを塗布することで、メーカーが指示する100ミクロンになるように塗装しています。
しかし、実際に塗装を行う場合、下地によって吸い込みが著しく激しい時や逆に全く吸い込まずに塗料が垂れてしまう場合もありますので、分かりにくい膜厚ではなくて塗布量を一定の目安と設定して記載していることがほとんどです。
塗布量とは、1㎡に対して塗料を何キログラム塗り付けるかになります。

例えば「0.12〜0.14kg/㎡/回」とラベルに記載があると、1㎡に0.12〜0.14kgを1回で塗装するのがメーカー規定塗布量になります。
これを1缶分の㎡数に置き換えると、16kgの一斗缶で114〜133㎡を1回で塗る計算になります。

膜厚は多くても少なくてもいけません。1回でたくさん塗布するのは1番よくありません。

同じ塗料でも長持ちする塗装とは?

外壁塗装は、ベテラ職人でも職人の心意気によって耐久年数が変わってきます。
正直言ってしまうと、どんなに良い塗料や塗装道具を選んでも、塗る職人の心意気次第で耐久年数は良くも悪くもなってしまいます。

外壁塗装

この理由をよく知らないと、外壁塗装で絶対に失敗してしまいます。
お家に塗料をしっかりと塗装して初めて外壁塗装の完成品になり、最初から完成品としてお店で売られている車やテレビ、冷蔵庫とは、根本的に選び方が違います。

理解できるように分かりやすく、自動車と置き比べてお話いただきます。

自動車は、トヨタや日産などの大手自動車メーカーが組み立てから部品の品質にいたるまで厳しくチェックします。

そのため、しっかりとした完成品の自動車だけが販売されます。

一方、外壁塗装の場合は、塗料そのものは各メーカーがしっかりと厳しくチェックしてるので塗料品質に問題はありませんが、職人が外壁塗装を行ったお家まではメーカーは確認していません。

あなたの家がしっかり塗り替えされたかは、塗った職人しか分からないのです。

そのため、3回塗り(下塗り1回、上塗り2回)を2回塗り(下塗り1回、上塗り1回)にしてもお客様にバレないため、手抜きするような塗装業者が出てきます。
手抜きをされてしまっても外壁塗装完成後は綺麗に見えてしまうため、塗り終わった外壁をよく見ないとプロでも気付きませんが、1~3年もすれば塗装膜に不具合が必ず出てきます。
また、職人が全く手抜きをせずに真面目に外壁を塗装したとしても、残念なことながら塗装技術が低い業者も多くいます。このような職人が塗装してしまうと耐久年数が短くなってしまのは当然のことです。

このように、同じ塗料、同じ道具で塗っても、しっかりとした知識で、しっかりと塗装しないと必ず短くなります。
これは、どんなに高級な塗料を使っても同じです。

自社職人が嘘かも知れない会社とは?

多く従業員を抱えていると、真冬や梅雨時期に多くの従業員は休む事になり、大型外壁塗装専門店やハウスメーカーや工務店、訪問営業会社などは、自社の塗装職人が少ししかいないか、全くいないことが多いです。

そのため、下請けの外壁塗装業者に仕事を丸投げするのですが、その時の仲介手数料は気づかれないように、お客様自身の支払う料金に含まれていて、相場以上の料金になっています。
また、下請けに仕事を丸投げしてしまうと、どんな職人に当たるのかわからないので、施工の品質にも大きくムラが出てしまいます。
このように外壁塗装とは、大型外壁塗装専門店やハウスメーカーや工務店、訪問営業会社などに依頼するのは、自社施工管理の塗装専門店に依頼するのが料金も安く高品質な施工になります。
最近では、姫路市の外壁塗装専門店も複数店舗をオープンさせています。
塗装の職人は一人前になるまでにかなりの時間がかかりますので、複数店舗をオープンさせてしまうと、ベテラン職人が足りません。そうなると、協力会社や下請け塗装職人を自社職人と見せかけている会社もよくあります。
外壁塗装専門店だからと言っても、職人が自社職人ではなく協力会社や下請け職人だと、工務店やハウスメーカーとあまり変わらないとおもいませんか?

私たち姫路市の藤原ペイントには、同じ塗料でも長持ちさせる様々なノウハウと技術力があります。

これは、自社で技術力や知識をしっかりと教育されたベテラン職人でなければ、できないような高いノウハウです。
藤原ペイントでは、1棟1棟確実な施工をするため、私の目の届く範囲で施工するため本物の自社職人にこだわりを持っています。
そのため、余計な費用を省いて高品質で長持ちするような外壁塗装が可能です。

長い保証が付いているから安心?

水性シリコン系の塗料で10年以上の保証を付ける業者には要注意です。水性シリコン系の塗料で、どんな劣化も対応する10年間の保証を付ける塗装店がいます。
しかし、まともな塗装店なら水性シリコン系塗料で10年保証は絶対に付けません。
なぜなら、シリコン系塗料の特性上、ずっと劣化せずに10年間保つことがあり得ないことだからです。無謀な保証を付けしまったら、10年後に無料で再塗装をすることになるので、会社が潰れます。

では、何故こんな保証を付けられる塗装業者がいるのか?

それは以下のどちらかです。

  • 計画倒産を10年以内にさせて、保証をしない
  • 保証の内容が初期不良だけなどに限定されている

嘘のような話ですが今でも本当にある話です。

シーリングってなに?

シーリング(コーキング)は家の部材と部材とをつなぐの役割を担い家はさまざまな部材から構成され、継ぎ目の存在は非常に重要になります。
継ぎ目の箇所がきちんとシーリングで接続してないと、お家のトラブルに直結し、強度にも大きく影響を与えてしまいます。

シーリング

シーリングによるお家を守るための役割

  • 地盤が地震の揺れなどによって外壁にクラック(亀裂)が入らないようにする
  • 雨水などの浸入を防ぎ、お家の内部を腐食しないようにする
  • お家のすき間を埋めて気密性を保つ

つまり、シーリングとはお家がいかに長持ちするかどうか、というポイントにおいても非常に重要だといえ、接続箇所における“クッション材”の役割を果たしていて、柔軟性や耐久性にも大きく関わってきます。

シーリングの種類は?

シーリング材(コーキング材)にも塗料と同様に、1液と2液に分類されます。

1液型(カートリッジ)はそのまますぐに使え、自然に硬化するタイプになります。
扱いやすいのがメリットで、2液型と比較すると価格が高いので、部分補修や施工面積が少ないときに使用することが多いです。

2液型は主材と硬化剤が分かれていて、使用前に専用の機械でゆっくりしっかりと混ぜ合わせる必要があり、一般的なお家でシーリングを打ちかえる際は、かなりの量のシーリング材を使うので、価格の安い2液型シーリング材を使用します。

シーリングの耐用年数は?

シーリング材(コーキング)の耐用年数は比較的に短く、変成シリコンでは10年ほどです。
しかも、症状が出るまで劣化が進行していても気づきにくいため、お家全体の劣化につながっているケースも。
シーリングは、外壁やに加えて、屋根にも使用されるので定期的な点検が必要です。

ただし、シーリング材にも種類はたくさんあります。
弊社でも使うオートンイクシードは約30年近くの耐久性があります。

オートンイクシードって?

藤原ペイントで使用しているシーリング材は「オートンイクシード」という高耐久のもので、変成シリコンが10年前後に比べ、オートンイクシードは約30年近くの耐久性があります。
外壁に使用する塗料の耐久年数が15年、20年あるものでも、シーリング材に一般的な編成シリコンを使用してしまうと、先にシーリングが劣化してしまい、高耐久な塗料を使う意味がなくなってしまいます。

シーリング材は外壁塗装の耐久年数よりも長し、劣化する前に改修するのが建物を長く守るための大事なポイントです。

高圧洗浄機ってケェルヒャーの?

最近では「ケルヒャー」などに代表される家庭用の高圧洗浄機も普及してきましたが、プロの職人たちが外壁塗装で使う洗浄機は水圧(Mpa・メガパスカル)がかなり違います。

高圧洗浄機

家庭用高圧洗浄機のケルヒャーが6~8Mpa(60~80キロ)の圧力に対して、外壁塗装の職人が使う高圧洗浄機は15Mpa(150キロ)もの圧力があります。
家庭用高圧洗浄機の倍近くの圧力がで、屋根や外壁に付着しているチョーキングやコケを素早く落とすことができます。

高圧洗浄って必要?

プロが使う高圧洗浄機は、外壁塗装を行うお家の水道と洗浄機本体を直接繋いで水を高圧噴出するわけではなく、大きなタンクやバケツに高圧洗浄用の水を常に溜めておき、そこから洗浄機が水を吸い上げて内部で圧縮した水を発射するという仕組みです。

このような仕組みに高圧洗浄機がなっている理由は、水道に洗浄機を直接繋いでも水の出が遅いからです。タンクに溜めた水を圧縮し噴射する方が水圧が強くて、しっかりと汚れを落とすことがでるのです。

高圧洗浄だけで汚れなどが全て取れるわけではありません。

取れない汚れには、職人が手作業で薬剤などを使いこすり落とします。
旧塗膜に剥がれや浮きが起きているところも、高圧洗浄だけでやめてしまわず、金属製のヘラ(皮すき)などでこすって除去します。

チョーキングってなに?

外壁塗装をするとできる塗膜は、耐久年数が終わるころには、少しずつ塗膜から粉化した白い粉が触ると付着するようになります。

これを「チョーキング現象又は白亜化現象」といいます。
チョーキングした粉が完全になくなるまで洗浄を続けてしまうと、下地にまで影響を及ぼす可能性があるので、ほどよいタイミングで洗浄を止めます。
多少チョーキングの粉が残っても、中・上塗りの前にプライマー、フィラー、シーラーといった密着性を高めるための下塗りを行うので、問題はありません。
高圧洗浄は、旧塗膜の汚れを取って、新しく塗り替える塗料をしっかりと付着させるために非常に重要な作業で、この作業をしなかったり雑に行ってしまうと、どんなに高い良い塗料を塗ってもすぐに剥がれたり膨れたりしてくる可能性もあります。

建材の寿命は?

新築時に外壁材として使用される7割が窯業系サイディングで寿命は一般的に40年です。
ですが、浸透性シーラーで外壁材を元の状態に戻すことでお家の寿命を延ばす事も可能です。

一番人気で窯業系のサイディングボードはとても丈夫で、耐震性や耐火性に優れています。

窯業系サイディングはセメントと木くずで出来ていて、劣化すると、もろくなってしまいます。

製造されるときにサイディングボードに塗装された塗膜が、紫外線によって劣化してしまうと、雨水を吸い込むようになって凍害などで膨れたりちじんだりしている間に変形しまうので、永久的に持つことはありません。
他素材のサイディングボードも同様に、定期的にメンテナンスが必要になります。
メンテナンスをしないで10年、15年、20年と放っておくと、40年経たずに交換が必要になるほど劣化が進んでしまいます。

寿命

  • モルタル 30年
  • サイディング 30〜40年
  • ALC 40〜60年
  • コンクリート 60~100年
  • タイル 40〜50年
  • カラーベスト 20〜35年
  • モニエル瓦やセメント瓦 15〜40年
  • ガルバリウム鋼板(GL) 25〜35年
  • スーパーガルバリウム鋼板(SGL) 30〜40年

弱ったサイディングの見分け方は?

窯業サイディングは木質系の繊維とセメントを練り合わせて固めて最後に模様を付け、製造されたとき表面に塗られた塗膜が紫外線で劣化して目に見えないヒビから水を吸うようになると、サイディング自体も劣化が進みます。

塗料が劣化してくる築7~10年で塗り替えが必要になります。

では、サイディング外壁の塗り替えが必要な劣化症状をご紹介します。
メンテナンス時期の年数に達していなくても、劣化症状が出て入れば、塗り替えが必要になります。
お家のサイディングが劣化していないか確認してメンテナンスの時期を逃さないようにしましょう。

初期症状はチョーキングから吸水です。

チョーキング

手に付いた粉は塗料に含まれ風化した顔料です。

チョーキング

塗料は水を弾く「樹脂()」と色を付ける「顔料」を混ぜ合わせて出来ています。紫外線で樹脂()が飛んでしまうと、顔料だけが残り、サイディングボードを触った時に手に粉が付き、手が白くなってしまうのも「チョーキング又は白亜化」という現象によるものです。
チョーキングが起きしまったら、サイディングボードが水分を吸い込んでしまう状態になっているのでサイディング自体の耐久性が落ちてしまう前に外壁塗装をすることが重要です。

吸水しているサイディング

サイディング

水をかけたときに外壁の色が濃くなったら色褪せしている証拠で放っておくとサイディングボード自体がが劣化してしまいます。

塗膜が健全な状態なら断熱材の状態にもよりますが結露したとしても、シミになりません。

 

シーリングが切れている

シーリング

このコーキングが切れた状態はすでに水分を内部に入れてしまっている状態でサイディングだけではなく内側の防水紙や木部にまで浸水します。早急なメンテナンスが必要です。

外壁のひび割れ

外壁

外壁や目地にひび割れがあったら塗り替えの時期が来ています。
外壁は、サイディングが水分を吸収して膨らんで、乾いてちぢむ動きによって小さなひび割れが発生します。
特にサイディングを固定している釘回りや窓回りはひびが入りやすいところです。
細かいひび割れであれば塗料で埋まってしまいますが、0.5㎜以上の幅になると補修が必要になります。
またレンガやタイルのような柄が付いたサイディングの場合は、ひびが入ると塗装しても補修跡やひび割れの跡が残ってしまうので、早めのメンテナンスが必要です。

コケやカビの繁殖

コケやカビ

外壁が水分を含むようになってしまうと、コケカビがどうしても繁殖します。

塗膜表面だけに付着している場合には、外壁塗装工事の時に行う高圧洗浄機でコケやカビを落とすことが可能すが、長い間放置しておくと、色素沈着して染み込んだ色が落ちなかったり、根を張ってしまいサイディングボードの交換工事が必要になる場合もあります。
コケカビが根を張るのを未然に防ぐためにも、吸水する状態になった時点でサイディングボードの塗装することが重要です。

サイディングやモルタル壁の浮きや反り

サイディングやモルタル壁

サイディングボードが浮いているように見えるのなら、変形している状態です。
吸水する状態のまま放置しておくと、どんなに固くて丈夫なサイディングボードでも変形します。
雨が降った時や夜露が付いてサイディングボードが吸水して膨らんで、日の当たる表面から乾燥すると、スルメいかを焼いたときのように反り返ってしまいます。
一度反り返ったサイディングボードは元通りには出来ないので、少しでも反り返っていたらンテナンスする事をしましょう。
そして、反り返りの状態がひどい場合は交換が必要になる場合もあります。

塗り替えしなかったらどうなる?

サイディングボードのメンテナンスをせず10年、20年と放置している状態が続くと、サイディングは40年も経たずに寿命を迎えます。
なぜなら、サイディングボードの劣化症状を長期間放置しておくと雨漏りが発生し、外壁の内側にカビが発生するからです。
実際に20年間塗装をせずに放置しておいたせいで、サイディングボードや内部の防水紙(透湿防水シート)に水分がまわり、寿命の半分の20年程で張り替え工事をしたケースもあります。

サイディング

サイディングボードは寿命になると、塗膜表面がボロボロになり、常に水分が含まれている状態で脆く弱くなってしまいます。
その状態を長期間放置していると、外壁内部に侵入した水分が木部を腐朽させ、最終的にシロアリが寄ってきます。
シロアリに木材を食べられると、お家自体の耐震性が悪くなり地震災害に耐えられないお家になります。

サイディングが弱っていたら?

モルタル外壁は弱くなるイメージがあると思います。一方、サイディングボードは弱くなりにくいと思われがちです。窯業系サイディングボードは、強化せっこうボードセメントに繊維を混入したものが基本的な材料ですが、なかには木クズを混ぜたものもあります。

サイディングボードで1番、使用されているニチハのモエンエクセラートのメンテナンスサイクルを例にしてみました。
メンテナンスサイクル

ニチハ サイディングカタログより

  • 新築から15年で外壁塗装をして下さい。
  • 1回目の外壁塗装から12年で塗り替え又は張り替えて下さい。(外壁塗装時の塗料はシリコン)

メーカーなら、いつまでも商品を使って頂きたいはずです。サイディングの寿命は長くて40年と言われていて、メンテナンス次第で寿命が決まります。
やはり、サイディングボード自体の劣化で強度が落ちているからです。

高浸透性シーラー(新)

高浸透性シーラー

弱くなったサイディングやモルタルなどの強度を高めます。

 

ファインパーフェクトシーラー

ファインパーフェクトシーラー

高浸透性シーラーの性能であらゆる下地材に対応します。

 

パーフェクトサーフ

パーフェクトサーフ

微弾性機能でヘヤークラックや荒れた旧塗膜を整えます。

 

  • 1回目 高浸透性シーラー(新)又はパーフェクトシーラー
  • 2回目 中塗り
  • 3回目 上塗り

石やガラスなどの無機物を除き10年も紫外線や雨風にさらされればどんなものでも少しずつ劣化すると思います。

外壁材自体が外壁塗装の際、強化されていたら張り替え時期を遅らせられると考えられます。

塗装面積って?

塗り面建坪の違いは?
それは「面積の算出をするところ
」にあります。

(1坪は畳2枚分の大きさで3.3㎡です)

1階の床面積を表したものを建坪と言います。これは建築面積とも呼ばれ、お家の床を塗装でもするのであればそれで良ですが外壁を塗装するので建坪は関係ありません。外壁面積から窓や玄関などの塗らない部分の面積を引くことにより塗装面積が算出できます。

塗装面積はどうやって計算するの?

外壁塗装をする面積を算出する方法は大きく分けて2つあります。図面から算出する方法か実測して算出する方法です。

図面から概算で算出する方法

図面から概算として算出する場合、立面図から塗装する外周を測り、平面図から高さを測ります。

外周 × 高さ = 平米数(㎡)

下記の方法はお客様が簡易的にの外壁塗装面積を求めることができるのでお試しください。

下の図を見て頂きたいと思います。A・B 共に外周の長さは30mです。

塗装面積

A 10m × 5m = 50㎡ 約15坪B 10m × 5m – ( 8m × 2m ) = 34㎡ 約10坪
外周の長さは同じでもお家の形で坪数は変りますので、建坪では平米数が出せないことがわかります。

1階 35㎡ 約10坪
2階 35㎡ 約10坪 建坪 計20坪のお家

塗装面積

建坪はバルコニーや軒やひさしと同様、壁や柱か突き出している部分が1mに満たない場合は建築面積に含まれない場合が多いです。
そして、1m以上突き出しているバルコニーや軒やひさしの場合には、一番突き出している部分の先端から測り1m後退したところまでを建築面積に算入します。

C 7m × 5m = 35㎡ 約10坪

C は A と、ほぼ同じ 約10坪 ですが、外周の長さが
A . 30mC . 24m
になり、坪数ではやはり 外壁塗装面積が算出出来ない事がわかります。

それでは、外壁面積を算出していきます。
基礎の上から軒天井まで、A・B・C 共に6m あります。

A・約30坪 30m × 6m = 180㎡B・約20坪 30m × 6m = 180㎡C・約20坪 25m × 6m = 150㎡

(C にはバルコニー があります)

バルコニー外壁 高さ 1.5m バルコニー内壁 高さ 1.3m外壁 7m × 1.5m = 10.5㎡内壁 7m × 1.3m = 9.1㎡

C・150㎡ + 10.5㎡ + 9.1㎡ = 169.6㎡

このように、坪数は床面積であり、外壁塗装面積は坪数と関係ないのがわかります。

窓や玄関などの塗装を施さない面積は150㎡〜200㎡程の外壁面積なら20㎡〜35㎡程を差し引きます。周りの家を見渡しても窓や玄関といった開口部の面積、数、外壁の高さ、お家の形、バルコニーが付いているか付いていないかで塗装面積は変化します。

精密に図面から算出する場合、家の平面図、立面図、矩図(かなばかりず)、屋根伏図が必要となります。
図面から測る場合、コピーを撮らせていただいております。

実測して算出する方法

実測して外壁面積を算出する場合、スケール(巻尺)やレーザー距離計を使用して基礎をの除いた外壁周囲の長さと外壁の高さを測り、玄関や窓といった開口部(塗らない部分)が何箇所で大きさはどのくらいかを算出します。リホームでお家が増減築している場合がありますので、藤原ペイントでは現場に伺い、実際に測ります。図面がある場合は見させていただいております。

屋根の面積の測りかたは?

坪数(1階の床面積)を㎡単位に直した数字に、屋根の傾きが「緩やか」なら「1.2」、「急」なら「1.5」を掛けることで、屋根面積を概算することができます。

屋根の傾きが緩い場合 → 屋根面積 = 1階の床面積 × 1.2.
屋根の傾きが急な場合 → 屋根面積 = 1階の床面積 × 1.5.

軒天井の幅が40㎝の場合
8.3m+ 0.4m+ 0.4m= 9.1m
9.1 × 9.1 = 82.81㎡
82.81 × 1.2 = 99.372㎡

図面がある場合は正確に測る事ができます。

屋根勾配がきついと屋根にも足場を組む必要性がありますので足場代がどうしても高くなってしまいます。

外壁塗装代金の内訳は?

サイディング壁で藤原ペイントでの外壁塗装見積もり内訳を紹介いたします。

屋根塗装が無い場合、仮に100万円(税込み)としたおおよそのお見積もりは下記のような内訳になります。

(材料)
外壁・パーフェクトトップ(ラジカル系の塗料)
付帯・ファインフッソ(フッ素樹脂塗料)
材料費:17万円
人件費:40万円
消耗品:5万円(養生、ローラーなど)

(材料)
オートン イクシード
(シール)材料費:8万円
(人件費):12万円

(足場代):18万円

(諸経費:5万円)

諸経費は塗装業者によって差が出てしまいます。

Google広告?

塗り替え専門店を営む上で、姫路市でもホームページがなくては生き残れない時代になっています。
ショールームの建設やGoogle広告などで宣伝もしなくてはいけません。当たり前ですが、そのお金はお客様からのお金です。
姫路市周辺で 外壁塗装 とGoogle検索しますと、1番上に広告と小さく書いてある塗装会社が3・4社でてきます。ここに掲示されるには70〜100万円かかり、1ページ目の下の方でも50万円前後と言われています。

その塗装会社は毎月、何軒のお家を塗り替えでいるのでしよう。
例えば、毎月5軒の塗り替えしているとします。1番上に掲示されたいので、毎月100万円をGoogle広告費に消えてしまい、Google広告のために、1軒あたり20万もの人件費や材料費が削減され、職人さんは手抜きをしたくなくてもしなければならない状況においこまれます。

外壁塗装の施工を行うのは、職人さんです。
施工を行わない社長、営業マン、事務員や経費をしっかり計算して諸経費に含んで、12日〜16日程の外壁塗装日程(足場別)を組んでいれば、しっかりとした、施工は行えます。

営業マンや事務員は必要な人件費です。
当前ですが外壁塗装工事費から営業マンや事務員のお給料が支払われます。しっかりと完璧な施工を心がけ、できる限りの事を行い、お客様のお家を丁寧に仕上げたいので、藤原ペイントでは、営業マンや事務員を置かず代表藤原がお見積もりなどの業務をしております。代表藤原は口下手ですがご了承ください!
平日は現場施工を行っておりますので、現場調査(塗装面積や劣化状態などの確認)はどうしても17時前後になってしまいますが明るいうちに参りますのでご了承願います。日曜の現場調査に関しましては日中ならいつでも構いませんのでお気軽にご連絡ください。

相見積もりはした方がいいの?

適正な見積もりかどうかを判断するために、相見積もりをするが良いです。
相見積もりを取るメリットは、外壁塗装の内容が合っているか?価格が妥当なのか?姫路の相場も確認することができることです。
特に、いきなりの訪問や電話営業で外壁塗装を提案された際はその工事内容と価格が妥当であるのか分かりませんが、相見積もりをすることで相場感が把握できるので非常に便利です。
反面、デメリットは、外壁塗装の相見積もりをした数だけ業者との立ち合いをしたり、断りの連絡など手間と労力が非常にかかることです。

高品質な外壁塗装を行ってくれる会社の見分け方は?

  • 従業員は何人いるのか?
  • 社長は施工するのか?
  • 営業マンや事務員は何人なのか?
  • 職人さんは何人いるのか?
  • 毎月、何軒の家を塗り替えしているのか?
  • 塗装日数はどのくらいかかるのか?
  • 毎日、何人で作業するのか?
  • 乾燥時間を守るため、1日、1工程なのか?

上記の質問をして見ましょう。
手抜きされるか、されないのかが大体の事が分かります。
「社長や営業マンが良い人だったので。」と外壁塗装会社を決めてしまう方は多い様です。
そして、100万円の工事で下請けに人件費20〜25万円程で任せる会社は多い様です。
ホームページに記載されて従業員数が多ければ多い程、下請けがいると思っても良いです。2社掛け持ちで下請けをしている一人親方も少ないありません。

従業員が多いと梅雨時期や5℃以下になる真冬の時期は塗装の仕事ができず、大半の従業員は休みになってしまうので、大型外壁塗装専門店の本当の従業員は3~4人です。

人件費や材料費は品質に直結する重要な要素です。

自社商品って大丈夫?

・どの塗料メーカーの商品なのか?
・海外メーカーなのか?
・国内メーカーなのか?

一斗缶の正しい料金が分かるものが安全性が高い外壁塗装に繋がります

「オリジナル塗料」は細心の注意が必要です!
塗料メーカー製品の権利を施工店が購入し、オリジナル塗料として違う名前をつけていて(OEMなどとも言います)例えば、姫路市の〇〇塗装店から見積書を受け取った際、スーパー〇〇無機など、その外壁塗装会社しか使わない商品名になっています。
オリジナル塗料にすると他と値段の比較ができなくてお客様が高いのかを分からなくしています。なので、原価が安い塗料を高く見積もっている業者が多いのです。

世界で樹脂塗料開発は日本が1番ですので姫路市のお客様には安心で安全な国内メーカーの塗料をおすすめします。

毎日の作業を徹底報告!

留守中にどのような施工をしているの?

このような不安を思うことは誰にもあります。

そのため、お客様が作業を見れなくて、お家にいなくても確認できるように毎日、書面でポストに投函したりメールやLINEを見るだけでどのような作業をしたのか一目でわかるように心掛けております。
ほとんどのお客様が留守中の作業になりますが、この報告を見て「実際に作業を見る以上に細かく、細部まで掲載されていて安心しました!」と言っていただいております。