藤原健太(ふじわら けんた)は、兵庫県姫路市を拠点とする藤原ペイントの代表です。

一級塗装技能士として、外壁塗装・屋根塗装を中心に25年以上塗装の現場に携わってきました。現在も現地調査や塗料選び、施工管理だけでなく、自ら現場に立って塗装を行っています。

長く現場に立ってきた経験をもとに、建物の状態や既存の塗膜、下地との相性を確認しながら、その住宅に必要な施工方法を考えることを大切にしています。

塗装職人としての経歴

私は15歳で塗装職人の見習いとして働き始めました。当時は住宅の塗り替えが中心でしたが、冬になると毎年、相生市にある石川島播磨重工業(現在のIHI)の工場へ行き、フェリーの塗り替えにも携わりました。そこで鉄部への吹き付け塗装を経験し、住宅塗装とは異なる塗装技術も覚えていきました。

当時の親方からよく言われていたのが、「自分が納得するまで時間を掛けて塗りなさい」という言葉です。

早く終わらせることよりも、自分で納得できる仕事をする。この教えのもとで実際の現場を任せてもらえたことが、塗装を覚えるうえで大きかったと思います。この考え方は、現在の藤原ペイントの施工にもつながっています。

18歳頃からは、住宅やマンションの塗り替えだけでなく、竹中工務店や鴻池組などの新築工事にも携わり、吹き付け塗装やコテを使った仕上げなど、さまざまな塗装現場を職長として任されるようになりました。

そして23歳で独立し、藤原ペイントとして歩み始めました。

若い頃はモルタル外壁が多く、リシンや吹き付けタイルなどの塗り替えを数多く経験しました。現在は窯業系サイディングの住宅が中心となり、建材も塗料も大きく変わっています。

それでも、下地の状態を見て、その状態に合わせて施工方法を変えるという塗装の基本は変わりません。若い頃に覚えた施工と、現在の材料や工法の両方を経験していることは、今の現地調査や施工判断にも生きています。

若い頃からカップガンを使った塗装も好きで、バイクや車を趣味で塗装していたことがあります。中学校を卒業した頃は、本当は車の板金塗装の仕事に進みたいと思っていましたが、当時の見習いの給与では続けていくのが難しいと考え、建築塗装の仕事に入りました。

現在でも、吹き付け塗装やデザイン塗装、細かな部分を仕上げる仕事は好きです。

SUS切り文字をカップガンで紺色にパール塗装する藤原ペイント代表・藤原健太
SUS切り文字をカップガンで紺色にパール塗装する藤原健太

保有資格

  • 一級塗装技能士(建築塗装作業)
  • 二級塗装技能士
  • 外壁診断士
  • カラーコーディネーター二級
  • 有機溶剤作業主任者
  • 足場の組立て等作業主任者
  • 職長等現場管理者
  • 職長・安全衛生責任者
  • 高所作業車運転資格
藤原健太の一級塗装技能士合格証書(建築塗装作業)
一級塗装技能士合格証書(建築塗装作業)

外壁塗装で培ってきた経験

私が15歳から20歳頃までに塗り替えていた住宅は、モルタル外壁がほとんどでした。

モルタル外壁では、ひび割れを補修した跡ができるだけ目立たないように仕上げることや、塗装後に発生する細かなひび割れにも追従できるよう、必要以上に一度で厚く塗るのではなく、工程を重ねながら塗膜をつくることを意識して施工していました。

当時は今よりもご近所同士のつながりが強く、インターネットもまだ普及していない時代でした。一軒の工事が終わると、そのお客様からの口コミで同じ隣保の住宅をご紹介いただき、続けて塗装させていただくこともよくありました。

その後、住宅の外壁はモルタルから窯業系サイディングが多くなり、塗料や施工方法も変化してきました。

現在、サイディング外壁を調査するときに私が注意して見ることの一つが、ボードの反りや下地の状態です。

状態に応じて、含浸補強性のあるパーフェクトシーラーを下地に十分浸透させ、その後にパーフェクトサーフで下地の吸い込みを抑えて表面を整えたうえで、上塗り塗料を2回塗り重ねて仕上げています。

これまで施工した住宅の中には、塗装前には目視でも分かるほど反っていたサイディングが、1年後のメンテナンス点検で確認すると、反りが目立たなくなっていたケースもありました。

もちろん、すべての反ったサイディングが塗装によって元に戻るわけではありません。反り方や下地の状態によっては塗装では対応できない場合もあります。

それでも、自分が施工した住宅に1年後の点検で伺ったときは、まず気になっていた箇所がその後どうなっているかを確認してからインターフォンを押します。状態が良くなっているのを確認できたとき、お客様と一緒に喜べることも、この仕事を続けていてうれしい瞬間の一つです。

また、外壁や屋根だけでなく、雨樋・破風・雨戸などの付帯部についても、日当たりや劣化の進み方を考えて塗料を選んでいます。

たとえば外壁に耐候年数15年程度のパーフェクトトップを使用する場合でも、屋根の次に日光を受けやすい付帯部には、無機系塗料のグランセラトップ2液ファインを標準仕様として施工しています。

付帯部の上塗りを行う藤原ペイント代表・藤原健太
付帯部の上塗りを行う藤原健太

屋根塗装で大切にしていること

屋根は外壁以上に紫外線や雨を直接受ける場所です。まず屋根材の状態を確認し、必要な下地処理と下塗りを行います。

そのうえで、下地の吸い込みや状態を見ながら、もう一度下塗りが必要かを判断します。仕上げには、紫外線に強い無機系塗料のグランセラベストを標準仕様として使用し、塗膜性能をできるだけ発揮できるよう施工しています。

屋根塗装の下塗り2回目を行う藤原ペイント代表・藤原健太
屋根塗装の下塗り2回目を行う藤原健太

シーリング・防水工事は専門職人と連携

私は15歳から塗装の現場に入り、外壁や屋根を中心にさまざまな塗装を経験してきました。シーリングや防水工事も外装工事の中で長く見てきましたが、塗装とシーリング、防水は、それぞれ別の技術が必要な仕事だと考えています。

シーリングを打つことも、防水材を塗ることもできます。しかし、できることと、その仕事を毎日のように専門で施工している職人と同じレベルでできることは別だと思っています。

私自身、塗装については下地を見れば「ここはもう一度下塗りをした方がいい」「この下地ならこの材料を使った方がいい」と、これまでの経験から判断できることがあります。それと同じように、シーリングや防水にも、その仕事を長く専門にしている職人だからこそ分かることがあります。

だから藤原ペイントでは、何でも私が施工することが良いとは考えていません。シーリングはシーリングを専門とする職人、防水は防水を専門とする職人と連携し、それぞれの仕事を任せています。

ただし、専門職人に任せたら終わりではありません。外壁塗装では、シーリングを施工してから塗装するのか、塗装してから施工するのかによって、シーリング材が紫外線を直接受ける期間や仕上がりも変わります。藤原ペイントでは、外壁のシーリングは基本的に先に施工し、その上から塗装してシーリング材を紫外線から保護する施工を行っています。

防水工事についても、施工する技術だけではなく、既存の防水層の状態を見て、どの工法を選ぶのかという判断がとても重要だと考えています。

たとえば既存が加硫ゴム系シート防水で、立ち上がり部分や端部に少し凹凸がある場合です。このような場所で塩ビシート防水を選ぶ職人も多いのですが、既存の状態によっては注意が必要です。

塩ビシートはゴムシートより硬いため、凹凸のある部分に無理に引っ張って合わせると端部に負担がかかります。私が実際の現場で見てきた中でも、このような納まりをした箇所は、施工から1年ほどで端部のシーリングが切れていることがあります。これはカタログを読んでいるだけでは分からず、施工後の建物を見てきたからこそ分かることの一つです。

だからこそ、その建物の状態によっては塩ビシート防水だけで考えるのではなく、絶縁ウレタン防水の通気緩衝工法や、塩ビシート防水とウレタン防水を組み合わせた工法など、別の方法まで考えて提案できることが大切だと思っています。

私は、「塩ビシートだから長持ちする」「この工法だから安心」という材料や工法の名前だけで防水職人の腕が決まるとは思っていません。既存の防水層、下地の状態、立ち上がりや端部の納まりなど、さまざまなことを考えたうえで工法を選び、絶対に雨漏りをさせないという気持ちで仕事をしている職人が、本当に腕の良い防水職人だと思っています。

藤原ペイントで一緒に仕事をしているシーリング職人や防水職人、建築板金職人、足場職人も、本気で自分の仕事が好きな人たちばかりです。

自分が得意な塗装は自分で責任を持って施工する。自分より専門の職人がいる仕事は、その職人に任せる。そして代表として工事全体は自分の目で確認する。それが、私が長く現場に立ってきてたどり着いた施工の考え方です。

外壁のシーリング工事を行う専門職人
外壁のシーリング工事を行う専門職人

現地調査から施工まで現場に関わる理由

現地調査で気になったひび割れや旧塗膜の状態は、施工が始まってからも自分で確認しています。

地上から行う現地調査と、足場を組んで外壁や屋根を間近で確認したときでは、見えてくる状態が違うこともあります。

そのような場合は、実際の状態に合わせて下地処理や施工方法を調整します。事前の調査では確認できなかった下地の状態によって必要な工程が増えた場合でも、藤原ペイントでは基本的に追加費用をいただかず対応しています。

私自身が現地調査から施工管理まで関わるのは、調査したときに気になったことを、実際の施工まで自分の目で確認したいからです。

受賞歴

藤原ペイントは、日本ペイント株式会社の「GOOD JOBアワード2025」施工店部門 近畿エリア別優秀賞を受賞しています。

受賞実績についても、プロフィール上の肩書きとして見せるためではなく、藤原ペイントがこれまで行ってきた仕事の一つの記録として掲載しています。

藤原ペイントのGOOD JOBアワード2025 施工店部門 近畿エリア別優秀賞の受賞トロフィー
GOOD JOBアワード2025 施工店部門 近畿エリア別優秀賞の受賞トロフィー

👉 日本ペイント公式「GOOD JOBアワード2025」受賞企業一覧

このサイトで伝えていること

藤原ペイントのホームページでは、メーカーのカタログに書かれている情報を紹介するだけではなく、私自身が実際の現場で経験してきたこともできるだけ伝えるようにしています。

たとえば、なぜシーリングを先に施工してから塗装するのか、実際に塗料を使って感じたこと、下地の状態によって施工方法を変える理由、施工後に不具合を起こさないために現場で確認していることなどです。

塗料にはメーカーが定めた仕様があります。それを守ることは当然ですが、実際の住宅では建材も劣化状態も一軒一軒違います。カタログだけでは判断できないこともあるため、これまで現場で経験してきたことと照らし合わせながら施工方法を判断しています。

このホームページの記事も、外壁塗装を検討されている方が「何を基準に判断すればよいのか」を知るための材料になるよう、実際の施工経験をもとに発信しています。

藤原ペイント代表として

職人として技術を磨くことと同じくらい、現在は「お客様が工事内容を理解したうえで安心して任せられること」を大切にしています。

今すぐ塗装が必要なのか、まだ様子を見てもよいのか。どのような考えで材料を選び、どのように工事を進めているのか。

こうした藤原ペイントの仕事に対する考え方については、代表挨拶に詳しくまとめています。

 

代表挨拶

 

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