サイディング外壁は美観だけでなく建物の耐久性を守る重要部位です。2001年以降の難付着サイディングは専用下塗りが必須。兵庫県南西部で長持ちと安心を両立する外壁塗装を、藤原ペイントが責任施工でご提案します。

対応エリア:兵庫県南西部(姫路市・たつの市北部を除く・相生市・赤穂市・太子町・上郡町・佐用町)

「まだ綺麗だから大丈夫?」— その“無塗装のまま”が招く見えないリスク

外壁塗装の目的は、単に色を整えることではありません。サイディング表層の塗膜は、紫外線や風雨から外壁材そのものを守る一次防御であり、内部への水分浸入を抑えて建物寿命を延ばすバリアです。特に兵庫県南西部は季節風・豪雨・台風の影響を受けやすく、外装にかかるストレスは想像以上。塗り替えのタイミングを逃すと、塗膜だけでなくボード自体が軟弱化し、補修や張り替えの費用リスクが一気に高まります。「見た目は綺麗」に見えても、保護性能は目に見えないところで低下します。

「築10年なのにチョーキングが出ない」— それ、難付着サイディングかもしれません

2001年以降に普及した高耐候サイディングには、無機コート/フッ素コート/光触媒コートなどの表面処理が施されています。汚れにくく色褪せに強い一方、一般的な下塗りでは塗料が密着しにくいのが難点。見た目には劣化していないため「まだ大丈夫」と判断しがちですが、専用下塗りを使わず施工すると数年で剥離が生じる重大トラブルにつながります。外観だけでは判別が難しく、既存仕上げの見極めと下地づくりが成否を分けます。


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|難付着(無機・フッ素・光触媒)対策|藤原ペイント

難付着サイディングの見分け方(現場でよくあるサイン)

  • 2001年以降築の住宅に採用されやすい
  • 築10年超でも粉が手に付くチョーキングがほぼ出ない
  • 16mm以上の厚みの高耐久ボードが多い
  • 表面をラッカーシンナーで拭いても反応が乏しい

複数当てはまる場合は要注意。診断には経験が必要です。👉 外壁塗装の建物調査法(診断の進め方)

「下塗りが命」— 専用シーラーを外すと、塗膜は“長持ち”しません

難付着サイディングに通常の下塗りを使うと、仕上がり直後は綺麗でも密着が足りず、数年でベロベロと剥がれる事例が全国で報告されています。そこで不可欠なのが難付着専用シーラー。代表例は以下です(現場状況で最適品を選定)。

  • 日本ペイント:ファインパーフェクトシーラー/1液ファインパーフェクトシーラー/水性パーフェクトシーラー
  • 関西ペイント:アレスダイナミックシーラーマイルド
  • エスケー化研:エスケーハイブリッドシーラーEPO

「どれでも良い」わけではありません。既存仕上げの種類、含水率、下地の健全度、気温・湿度などを踏まえ、密着と耐候のバランスが最適化される一本を選びます。藤原ペイントでは、素材テスト・吸い込み・既存塗膜の状態を丁寧に確認し、長期の密着安定性を最優先に選定します。


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|難付着専用シーラー(日本ペイント技術)|藤原ペイント

親水性サイディングの効き目と“落とし穴”

親水性サイディングは、表面に薄い水膜を形成して汚れを雨で洗い流す仕組み。ケミュー「親水セラ/光セラ」、ニチハ「マイクロガード/プラチナコート」、旭トステム外装「セルフッ素コート」などが代表格です。ただし、この強い表面コートが生きている間は塗料が密着しづらいため、やはり専用下塗りが前提。診断では複数のテストと経年状況の照合で総合判断します。


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|親水性サイディングの水切れ試験|藤原ペイント

「塗るか、張り替えるか」— コストを左右する分岐点は“劣化の深さ”

モエンエクセラードはおおよそ27年、プラチナコートは約35年が張り替え・塗り替えの目安とされますが、実際は劣化の深さ次第です。

  • ボードが健全:塗り替えで寿命延伸。専用下塗り+適正上塗りで長期安定。
  • ボードが軟弱化:張り替え検討。水分侵入や凍害の進行が疑われるケース。

早めの診断・早めの手当てが、最終的な総コストを抑える近道です。👉 外壁塗装の費用相場(地域の価格感と内訳)

「無機×有機で守る」— 超高耐候の“仕組み”を知れば、選び方が変わる

最新の高耐候仕上げは、無機の強靭さ(紫外線に強い)と有機のしなやかさ(ひび割れに強い)をバランス良く配合。無機の弱点である硬さを有機の柔軟性で補い、色持ち×追従性を両立させています。分子結合力を高め、紫外線エネルギーに打ち勝つ設計が長寿命のカギ。ただし表層が強いほど新塗膜は密着しづらく、やはり専用下塗りの重要度が増します。


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|無機×有機と紫外線劣化の比較|藤原ペイント

「端部から入る」— 目に見えない“水の通り道”を止めるには

サイディングは長尺ボードのジョイントで構成され、端部には塗膜がありません。ここから水分が侵入し、内部を徐々に弱らせます。藤原ペイントは水分計で中央と端部の含水率を測定し、劣化の進み方を数値で可視化。中央が14%でも端部が46%というように、場所で大きな差が出るケースもあります。こうした実測にもとづく説明は、塗装か張り替えかの判断を透明にし、納得感のある意思決定につながります。


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|含水率測定(中央14%)|藤原ペイント

兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|含水率測定(端部46%)|藤原ペイント

「まだ平気」が一番危ない— 健全なうちの塗り替えが最安のメンテ

屋外に置いたプラスチックが十年で脆くなるように、塗膜の樹脂も有機物です。紫外線・熱・雨風で日々わずかずつ劣化します。チョーキング(粉化)が出てから慌てて塗るより、健全なうちに先手の塗り替えが、ボード本体の寿命を守り、総支出も抑えます。塗るべき時期を逃さないことが、最もコスパの良い維持戦略です。


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|紫外線による樹脂劣化の例|藤原ペイント

「迷ったらどう選ぶ?」— 藤原ペイントの“2グレード明快設計”

仕上げは分かりやすく2グレード。(外壁)

  • ミドル:ラジカル系「パーフェクトトップSi」(期待耐候13〜15年)
  • ハイグレード:無機ハイブリッド「グランセラトップ1液水性」(期待耐候20〜23年)

付帯部は標準でグランセラトップ2液ファイン(無機系)を採用。家全体の耐候バランスを崩さず、長く美観を保ちます。仕上げ選定は、日射条件・周辺環境・既存色との相性も踏まえてご提案します。👉 外壁塗装の塗料と種類(耐候性と価格の基礎知識)👉 施工事例集(写真と仕様の実例)

「塗りは一日に一工程」— 仕上がりも“安心感”もブレない工程管理

メーカー仕様上は同日重ね塗りが可能でも、藤原ペイントは原則1日1工程。乾燥時間を十分に確保し、塗り重ねの確実さとお客様の安心を優先します。進捗は毎日、写真・動画で共有。「今日は何をやったのか」を可視化し、曖昧さを残しません。👉 外壁塗装の施工の流れ(標準プロセス)

「保証は“言葉”でなく“紙”で」— 外壁 最長10年/屋根 最長7年の書面保証

完工後は書面の保証書を発行。外壁は最長10年、屋根は最長7年の自社保証。日本ペイント登録施工店として基準を遵守し、施工品質を担保します。👉 外壁塗装の安心保証(内容と範囲)

「完成前に“ほぼ完成”を確認」— 失敗しない色決めのコツ

色は環境光で見え方が変わります。藤原ペイントではカラーシミュレーションで事前確認を徹底。2色・3色の配色や付帯部との相性まで、納得いくまで検証してから着工します。👉 色シミュレーション(無料で事前チェック)👉 外壁塗装の色選び(事例とセオリー)

「高耐候=塗装不要」ではない— 目地・端部・副資材は確実に老化します

タイルや高耐久サイディングは塗装頻度が少ない/不要と語られがちですが、目地・端部・副資材は確実に劣化します。特にコーキングは建物の動きに追従し続ける部位。塗装が少なくて済む素材であっても、定期点検と必要な部分補修は不可欠です。放置は水の侵入と凍害・膨れ・剥離の連鎖につながります。

避けたい三大ミス— 「密着しない」上に「厚塗り」は逆効果

  1. 専用下塗り不使用:密着不足で早期剥離。
  2. 乾燥時間不足:塗膜内部に溶剤・水分が残留し不具合の原因。
  3. 高圧洗浄と下地調整の省略:付着阻害因子(汚れ・藻・旧塗膜劣化粉)の取り残し。

正しい段取りと“待つ勇気”が仕上がりの差になります。👉 外壁塗装の施工手順(標準プロセス)

代表藤原の関与— 調査・色決め・見積・施工まで一貫対応

藤原ペイントでは、代表自らが現場調査・配色提案・お見積り・施工に関与。営業や事務の人件費を抑え、その分を材料品質と職人の手間に投資する方針です。だからこそ、“同価格帯でワンランク上の仕様”を提供でき、やり直しのない確かな仕事につながります。工事中は毎日、写真・動画で進捗を共有し、完工時は書面保証のみをお渡し。過剰な書類作成に時間を割かず、品質とお客様対応に集中します。

施主様のためのミニチェックリスト

  • 築10年を過ぎてもチョーキングが出ていない(難付着の可能性)
  • 16mm以上の厚み・高耐久ボードが使われている
  • 目地・端部の劣化が先行している(コーキングのひび・痩せ)
  • 含水率の測定結果に偏りがある(中央と端部で差が大きい)
  • 見積に専用下塗りの明記があるか/工程の乾燥時間が確保されているか


兵庫県南西部|サイディング外壁塗装|分子結合力と紫外線耐性(概念図)|藤原ペイント

記事まとめ

サイディング外壁は住宅で最も多く採用されている外壁材ですが、紫外線や雨水による劣化が避けられません。
特に「チョーキング現象」「反り・浮き」「目地シーリングの劣化」などが代表的な症状です。
適切な下地処理と高耐久シーリング材「オートンイクシード」を使用した補修、さらにサイディングに適した塗料選定によって、
美観と耐久性を長期的に維持することが可能です。
本記事ではサイディング外壁における施工上の注意点と、長持ちさせるための塗装方法を詳しく解説しました。

参考リンク

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