30年高耐久シーリング材「オートン・イクシード」を標準使用

藤原ペイントでは、サイディング外壁のシーリング材に「オートン・イクシード」を標準で使用しています。
外壁塗装は、塗料だけ長持ちすればいいわけではありません。
サイディングの家には目地や窓まわりにシーリングがあります。家の大きさや目地の量にもよりますが、きちんと撤去して打ち替えると、シーリング工事だけでも20万円から30万円を超えることがあります。
藤原ペイントで標準使用しているラジカル系塗料「パーフェクトトップSi」の耐候年数は約15年、無機系塗料「グランセラトップ1液水性」は約20年。
それに対して、オートン・イクシードの耐候年数は約30年です。
私はここをかなり大事にしています。
塗装のことを25年以上しっかり研究している外壁塗装の専門家の私が考えているのは、今回の外壁塗装だけではありません。15年後、20年後にもう一度塗り替える時のシーリング工事まで考えて、オートン・イクシードを標準で使っています。
藤原ペイントは窓まわりも基本的に撤去して打ち替えます
サイディングの目地は古いシーリングを撤去して打ち替えるのに、窓まわりだけは古いシーリングを残して、その上から新しいシーリングをかぶせる「増し打ち」にする塗装会社があります。
その理由としてよく聞くのが、「窓まわりのシーリングを撤去すると、カッターナイフで奥の透湿防水シートを切ってしまうから」という説明です。
相見積もりのページでも、この話には少し触れています。
でも、本当にそうなのか。
ここでは相見積もりページで使っている1枚の写真だけではなく、その前後も含めた4枚の写真で見てもらいます。
この4枚は、自分の家をリフォームした時に撮った写真です
メーカーから借りた施工写真ではありません。
私が自宅をDIYでリフォームした時に、自分で施工しながら撮影した写真です。
もともと土壁だった外壁を骨組みだけの状態まで解体して、補強を入れ、構造用合板を張り、窓を取り付け、防水処理をして、サイディングまで自分で施工しました。
なので私は、完成した外壁を外から見て「たぶん中はこうなっています」と言っているわけではありません。
窓がどう付いて、どこに防水テープがあって、透湿防水シートがどこを通り、その外側にサイディングがどう納まるのか。自分で最初から施工しています。
窓を取り付けて防水処理をした状態

まず、窓を取り付けて防水処理をした状態です。
相見積もりページで使っているのも、この写真です。
完成した家では絶対に見えない部分ですが、この段階なら窓まわりの奥がどうなっているのかがよく分かります。
「シーリングを撤去する時にカッターナイフで透湿防水シートを切ってしまう」と言われても、完成した家しか見たことがなければ、本当にそうなのかなと思ってしまいます。
でも壁を作る順番から見ていけば、位置関係が分かります。
透湿防水シートを施工します

次に透湿防水シートを施工します。
外壁は、表面のサイディングとシーリングだけで雨水を防いでいるわけではありません。その奥にも防水層があります。
窓まわりも同じです。
防水テープと透湿防水シートをきちんと納め、そのさらに外側にサイディングがきます。
本当に切ってはいけない透湿防水シートがどこにあるのか。ここを見ておいてください。
ハットジョイナーを取り付けてサイディングを張ります

そして窓まわりには、シーリング目地を作るためのハットジョイナーを取り付けて、サイディングを施工していきます。
ハットジョイナーは完成すると見えなくなる部材ですが、シーリングを施工する目地の奥側にあります。
ここまで来ると、先ほどの透湿防水シートと、完成後にシーリングを撤去する場所の位置関係がかなり分かりやすくなると思います。
サイディングを張ると、普段見ている窓まわりになります

サイディングを張ると、普段みなさんが見ている外壁になります。
ここまで完成すると、防水テープも透湿防水シートもハットジョイナーの大部分も見えません。
見えているのは、窓とサイディングの間に施工されたシーリングです。
完成した状態だけを見れば、シーリングのすぐ奥に透湿防水シートがあるように思うかもしれません。
でも、4枚を順番に見てもらえば分かります。
本当に切ってはいけない透湿防水シートは、窓まわりのシーリングを通常の方法で撤去するカッターナイフの刃が簡単に届くような位置にはありません。
だから藤原ペイントでは、「透湿防水シートを切ってしまうから」という理由だけで古いシーリングを残し、その上から増し打ちすることは基本的にしていません。
窓まわりも基本は古いシーリングを撤去して、新しいシーリングへ打ち替えます。
オートン・イクシードを使うだけでは駄目です
「オートン・イクシードを使っています。30年高耐久です。」だけなら簡単です。
でも、どれだけ良いシーリング材を使っても、施工が悪ければ意味がありません。
私は材料の名前より、どう施工するかの方まで見ます。
サイディング目地は三面接着を避けます
サイディングの目地では、古いシーリングを撤去して、バックアップ材やボンドブレーカーの状態を確認します。
シーリングは目地の左右二面に接着させるのが基本です。
奥まで接着する三面接着になってしまうと、サイディングが動いた時にシーリングがうまく追従できず、余計な力が掛かります。
高耐久のイクシードを入れたとしても、三面接着になっていたらもったいない。
古いシーリングを撤去して終わりではなく、目地の中まで確認してから新しいイクシードを施工します。
イクシードは乾燥期間がかなり大事です
もう一つ、私がかなり気をつけているのが乾燥です。
藤原ペイントでは、シーリングを塗装前に施工する「先打ち」で工事をしています。
ただ、先打ちはシーリングを打ってすぐ上から塗ればいいわけではありません。
乾燥期間が短い状態で塗装すると、あとから塗膜に縮み模様が出たり、細かなひび割れが入ったりすることがあります。
せっかく良いイクシードを使っているのに、工程を急いで塗膜に不具合を出したら何をしているのか分かりません。
私はシーリング工事が終わったから、はい次の日から塗装、という工程の組み方はしません。
気温や天候、乾燥状態を見て、しっかり乾燥させてから次の工程へ進みます。
外壁塗装は、塗っている時間だけが仕事ではありません。待たないといけないところは、ちゃんと待つ。ここはかなり大事です。
上から塗る塗料との相性も確認します
先打ちの場合、オートン・イクシードの上から外壁塗料を塗ります。
だからシーリング材と塗料との相性も見なければいけません。
組み合わせによっては、シーリングの上の塗膜に不具合が出ることがあります。
イクシードを使う。しっかり乾燥させる。その上に何を塗るのかまで考える。
私はそこまで含めてシーリング工事だと思っています。
藤原ペイントがシーリングを先打ちする理由
先打ちにしているのには、もう一つ大きな理由があります。
オートン・イクシードそのものを、できるだけ長持ちさせるためです。
シーリングを塗装後に施工する「後打ち」では、シーリングがそのまま外に露出します。
そうすると紫外線や雨を直接受け続けます。
藤原ペイントは先打ちなので、オートン・イクシードの上を外壁塗料の塗膜が覆います。
この塗膜が、紫外線や雨からイクシードを守ってくれます。
もともと耐候年数約30年のイクシードを、さらに塗膜で保護する。
そうすることで、イクシード自体の劣化スピードを遅くするのが藤原ペイントのやり方です。
次の塗り替えでシーリング工事をほとんど必要なくするために
ここで最初の耐候年数の話に戻ります。
ラジカル系塗料「パーフェクトトップSi」の耐候年数は約15年。
無機系塗料「グランセラトップ1液水性」は約20年。
オートン・イクシードは約30年。
塗料より長い耐候年数のイクシードを使い、先打ちして、さらにその上を塗膜で守る。
こうしておけば、15年後、20年後に外壁を塗り替える時にも、イクシードがまだ十分使える状態で残っている可能性が高くなります。
次回の塗り替えでは、その時にシーリングの状態を私が確認します。
まだしっかりしているシーリングまで、わざわざ全部撤去して打ち替える必要はありません。
サイディング住宅のシーリング工事は、きちんと施工すれば20万円から30万円を超えることがあります。
今回の外壁塗装でイクシードをきちんと施工しておくことで、次回の塗り替えではシーリング工事がほとんど要らなくなる状態を私は狙っています。
もちろん、15年後、20年後の家の状態を今から決めつけることはできません。傷んでいるところがあれば、その時に直します。
でも最初から「次の塗り替えでも全部打ち替えればいい」ではないんです。
今回だけ安くするのではなく、次に掛かるお金までできるだけ減らしておく。
そのために藤原ペイントでは、オートン・イクシードを標準で使い、古いシーリングは基本撤去。三面接着を避け、しっかり乾燥させてから、先打ちで塗膜をかぶせています。
オートン・イクシード紹介動画
オートン・イクシードについて、メーカーの紹介動画もあります。
提供:オート化学工業株式会社
