2026年9月28日現在、姫路市・太子町・たつの市・相生市では、一般的な外壁塗装工事そのものを対象とした、誰でも利用できる助成金・補助金制度は確認できません。

最終更新日:2026年9月28日

外壁塗装をご検討中のお客様から、藤原ペイントがよく聞かれるのが「助成金や補助金は使えますか?」という質問です。

インターネットでは「最大30万円の助成金」「補助金が使えるか無料診断」といった広告も見かけます。これを見ると、「姫路市でも使えるのでは?」と思うのも無理はありません。

しかし、2026年9月28日現在、姫路市・太子町・たつの市・相生市では、一般的な外壁塗装や屋根塗装そのものを対象とした、誰でも利用できる助成金・補助金制度は確認できません。

住宅に関する補助制度そのものがないわけではありません。耐震改修、バリアフリー、省エネ改修などを対象にした制度があります。自治体や条件によっては、リフォーム費用の一部が対象になる制度もあります。ただ、それと一般的な外壁塗装の助成金は別の話です。

このページでは、各自治体の公式情報をもとに現在の状況を確認しながら、私が塗装業者として気になっている「助成金・補助金を客引きに使う広告」についても書きます。

姫路市で外壁塗装の助成金は利用できますか?

姫路市では、一般的な外壁塗装工事のみを対象とした助成金・補助金制度はありません。

姫路市には住宅の耐震化などを対象とした補助制度があります。ただし、外壁の色あせやチョーキングを直すための塗装、屋根塗装、通常のシーリング工事などとは目的が違います。

姫路市の公式情報でも、外壁塗装や屋根の改修工事などの一般的なリフォームへの補助は行っていないと案内されています。

ただし、耐震性を向上させるために壁を補強し、その工事に伴って外壁のひび割れ補修などが必要になる場合は、補助対象になることがあります。これは「外壁塗装をすると助成金がもらえる」という意味ではありません。

藤原ペイントでも「インターネットでは助成金があると書いてあった」という話を聞くことがあります。古い制度の記事が残っていたり、全国向けの記事なのに地域名だけ変えて表示されていたりすることもあります。

制度があるかどうかは、広告ではなく姫路市の公式情報を見る。これが一番確実です。

太子町・たつの市・相生市の外壁塗装助成金

藤原ペイントの施工エリアである太子町・たつの市・相生市についても確認しています。

2026年9月28日現在、この3自治体についても、一般住宅の通常の外壁塗装そのものを対象に、誰でも利用できる助成金・補助金制度は確認できません。

太子町

太子町には住宅改修費給付事業がありますが、障害など一定の要件がある方を対象に、手すりの取り付けや段差解消などの住宅改修費を給付する制度です。

一般住宅の外壁を塗り替えるだけで利用できる助成制度とは別です。

たつの市

たつの市にも住宅の耐震化などに関する支援制度があります。

ここで1つ注意したいのが、龍野伝統的建造物群保存地区です。

この地区では、歴史的な町並みを保存するための基準に沿って行う建物の修理・修景について、工事費の一部を補助する制度があります。外壁の色彩変更などについても事前の許可が必要になる場合があります。

これは、たつの市内の一般住宅で通常の外壁塗装をすれば助成金が出るという制度ではありません。龍野伝統的建造物群保存地区という場所と、保存のための基準が関係する制度なので、通常の塗り替えとは分けて確認してください。

相生市

相生市にも住宅や空き家、省エネ改修などに関係する支援制度があります。

2026年度には、一定の条件を満たす新婚夫婦を対象にした「あつまれ新婚さん新生活応援金」があり、住宅のリフォーム費も対象に含まれています。

ただし、対象者や所得、年齢、婚姻時期などに条件がある制度です。相生市で外壁塗装をすれば誰でも助成金が利用できる、というものではありません。

兵庫県南西部4自治体の状況|2026年9月28日現在

自治体 一般的な外壁塗装への助成 住宅関連の支援制度
姫路市 なし 耐震改修など
太子町 なし 条件付きの住宅改修制度など
たつの市 なし 耐震改修・龍野伝建地区の修理・修景など
相生市 なし 条件付きの住宅リフォーム・省エネ・空き家関連制度など

ここで注意してほしいのは、「住宅関係の補助制度がある」ことと「一般的な外壁塗装に助成金が出る」ことは同じではないという点です。

住んでいる地域だけでなく、年齢、世帯、住宅の場所、工事の目的などによって対象になる制度もあります。制度は年度途中でも募集終了や内容変更になる場合があるため、実際に利用を検討するときは必ず各自治体の最新情報を確認してください。

「助成金が使える可能性がある」と聞いて契約したお客様から実際にあった相談

塗装のことを25年以上しっかり研究している外壁塗装の専門家として、最近特に気になることがあります。

「外壁塗装で助成金が使えます」「補助金を使えば安くできます」「助成金が使えるか30秒で無料診断」。こういった言葉を、外壁塗装の問い合わせを取るための客引きに使っている広告や業者です。

実際に藤原ペイントへ、助成金の話がきっかけで外壁塗装を契約したお客様から相談をいただいたことがあります。

そのお客様は、営業の方から「助成金が使える可能性がある」という説明を受けていました。何度か会って話をするうちに営業の方とも仲良くなり、その会社と外壁塗装の契約をされたそうです。

工事金額は高額でしたが、「助成金が使えるなら何とかなる」と思って契約されました。

ところが契約した翌日、お客様が「助成金の申請には何が必要ですか?」と問い合わせると、そこで助成金は使えないと言われたそうです。

契約をやめたい。でも、何度も会って仲良くなった営業の方なので断りにくい。そんな状態で藤原ペイントへ相見積もりの相談をいただきました。

クーリングオフできる期間があるため、私(代表の藤原)は急いで建物を確認し、見積書を作成しました。

使用する塗料メーカーは違いましたが、同程度のグレードで比較すると、先に契約されていた会社の見積もりは藤原ペイントより約150万円高い金額でした。

お客様は見積内容を確認され、最初の契約をクーリングオフで解除。その後、藤原ペイントへ外壁塗装をご依頼いただきました。

私はこの相談があってから、「助成金が使える可能性があります」という言葉も軽く見ない方がいいと感じています。

本当にその地域、その住宅、その工事内容で使える制度なのか。契約する前に、制度名と対象条件を確認してほしいです。

助成金があるなら「ある」。ないなら最初から「ない」と伝えればいい。

外壁塗装は100万円を超えることもある工事です。少しでも安くしたいと思うのは当然です。だからこそ、その気持ちを入口にして契約を急がせるような話には注意してください。

助成金や補助金は、塗装会社だけが知っている秘密の制度ではありません。自治体などが実施する公的な制度です。住所や電話番号を入力したり契約したりする前に、市役所や町役場の公式ホームページを確認してください。

外壁塗装が別の補助制度に含まれる場合もあります

ここまで「一般的な外壁塗装そのものへの助成金はない」と書きましたが、外壁に関係する工事がすべて対象外という意味ではありません。

例えば、耐震補強に伴う外壁工事、条件を満たした住宅リフォーム、保存地区で基準に沿って行う修理・修景など、別の目的を持つ補助制度の中で外壁に関係する工事が対象になる場合があります。

大切なのは、何のための補助制度なのかを見ることです。

「外壁の色を変えたい」「チョーキングが出たから塗り替えたい」「築15年になったから塗装したい」といった通常の塗り替えとは分けて確認してください。

助成金を待って塗り替え時期を遅らせる必要はありません

「来年になったら助成金が始まるかもしれないから、それまで待とう」と考える方もいると思います。

まだ塗り替える必要のない外壁なら、もちろん急ぐ必要はありません。

逆に、シーリングが切れていたり、外壁の反りや塗膜の剥がれが出ていたりする家なら、いつ始まるか分からない助成金を待つために工事を延ばすのはおすすめしません。

私が現地調査で見るのは「築何年だから塗装」だけではありません。外壁材、旧塗膜、シーリング、反り、ひび割れ、吸水の状態などを実際に見て、今塗る必要があるのか、それともまだ待てるのかを判断しています。

助成金がないから急いで塗る必要もないし、助成金が出るかもしれないから必要な工事を先延ばしにする必要もない。建物を見て決めるのが一番です。

実際にどこを見て判断しているのかは、👉 建物診断・劣化調査についてで詳しく紹介しています。

各自治体の公式情報

※2026年9月28日現在の情報です。制度内容、募集期間、対象工事などが変更される場合があります。実際に利用するときは各自治体の最新情報をご確認ください。

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